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工事担任者かんたん・ステップアップサイトトップ >情報通信エンジニアレポート  >> 情報通信エンジニア・レポート<平成23年-その6>
 平成23年情報通信エンジニア更新研修レポートの最終回第6回目です。長い文章が続きましたが、参考にしてもらえるとありがたいです。もうすこしですのでお付き合いください。


(問6)ホームICTサービスの概要と想定されるサービスを説明し、普及を妨げている課題について記述せよ。【ビジネス】

 ホームICTサービスとは、宅内機器とネットワークが連携することによってつくりだすICTサービスの総称をさす。だれもが簡単・安心・安全・便利に宅内機器(テレビ、ビデオ、エアコン、照明、インターフォン、冷蔵庫など)とホームネットワークサービスを利用することができ、快適で豊かな生活の実現を目指すしている。


 想定されるサービスとして、防犯・防災の分野では、家の鍵や照明をネットワークに接続させることにより、外出先から鍵のかけ忘れ、照明のつけっぱなしの防止ができる。火災報知機・ガス漏れ警報機とも連携できる。


 エンターテイメントの分野では、家庭内とテレビと録画機を相互につないで、その録画機の映像を別の部屋のテレビで再生したり、テレビとプリンターをつないで、表示されている内容の印刷もできる。


 ヘルスケアの分野では、通信機能をもった体重計や血圧計で日々計測したデータをネットワーク経由でサーバーに記録して、それらのデータをもと病院にいかなくても、医師の診断や健康指導をうけることができる。


 省エネ分野では、家電機器の電源のオン・オフだけではなく、それぞれの機器がいつ、どのくらいの電力を消費しているか記録して、こうしたデータも参照しながら、快適な生活をしながら省エネもおこなうしくみも考えられる。この省エネの構想はスマートグリッドにもつうじている。

・下へ続く。


      
 これらホームICTの普及を妨げている課題として、ホームネットワークサービスは、ユーザーにとって初期設定や利用操作などがわずらわしく、利用者の負担が多く、サービスを利用するまでの壁が高い。


 また、一端末だけでは、サービスをつかう利便性もすくなく、サービス事業者や機器メーカーもサービス利用者が多く見込めないためサービス開発にコストをかけることができない。そのため限られたサービスしか提供できず、利用者も少ないため利用料も高くなっている。


 以上、平成23年情報通信エンジニア更新研修レポートの問いについて説明文を掲載してきました。長い説明文が続きましたが、最後まで読んでいていただいてありがとうございます。

・参考文献 2011 情報通信エンジニア更新研修テキスト 財)日本データ通信協会  他


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